音が出ないSY77の電池交換と初期化の方法
YAMAHAのSY77の電源を入れてすべての接続の確認をし、
鍵盤を叩いても「ポン」と音が鳴らない。
なんど確認しても、心当たりのあるところを変更しても音が鳴らない。
そのようなときは、内臓されたバックアップの電池切れの可能性があります。
YAMAHA/SY77のバックアップ用電池は、
電池自体が基盤にハンダ付けされていて、意外と複雑で交換が困難ですが、
今回は、もっと簡単に換えられるように改造し、初期状態への復帰をおこなったので、
記録として紹介します。
SY77の電池交換方法
1.SY77のボディを開けます
右側の基板「DM1」に電池があります
2.配線を全てはずします
↓このようになります
3.ネジを外して「DM1」という基板を取り出します
↓取り出しました
4.ハンダごてを使用して電池を外します
5.電池ホルダーを取り付ける
電池ホルダーを準備します
ホルダの足の大きさが異なり基板に収まらないので、切れ端の基盤を使用してサイズを合わせます。
電池ホルダーを基板にハンダ付けします
今回は電池ホルダーの「+」と「-」の接点の間隔が2cmで、
取り付ける基盤の「+」と「-」の間隔が1.5cmなので5mm縮小しました。
半田ごてで基板に取り付けます。
工事完了!
蓋をして、電源をONにします。
ちゃんと立ち上がったところで、鍵盤を叩くと…
音色がメチャクチャになっていました。
電池交換がきっかけでメモリーの値がでたらめに
なっているのが原因のようです。
初期化すると改善されるそうなので初期化します。
初期化の方法
1.電源がはいっていることを確認します
2.「VOICE」を押しながら「BANK」を押しながら「8」を押します
テストモードになります
3.「COPY」を押します
メモリーが初期化されて、SY77が自動再起動します。
これで設定からすべて工場出荷時の状態に初期化されました。
試しに鍵盤を叩くと「ポン」と音がなりました♪
以上です。